笑い飯とジャルジャルの漫才に共通するのは、両方がボケもツッコミもするところ。これは松本さんもおんなじで、浜ちゃんとの比較からボケ担当やと思われてるけど、むしろ世間一般には松本さんのツッコミの方がウケてる気がしてる。もちろん只のツッコミじゃなく、フット後藤や千鳥ノブみたいなボケ要素を含んだツッコミやねんけど。
ほんで、ちょっと話は変わって、松本さんの笑いはざっくり2つに分けられると思う。松本人志的な笑い(今おもろいとされる笑い)と松本人志的独創的な笑い(俗に賛否が分かれると云われる)。前者が松本さんの売れた理由のひとつで、後者が松本さんにコアなファンがおる理由って感じかなあ。今は「松本人志的な笑い」を得意とする人が評価される(筆頭はバカリズム)。そこで、笑い飯とジャルジャルはちょうど別々に分類できる。西田・後藤が前者で、哲夫・福徳が後者(もちろん西田・後藤にも「松本人志的独創的な笑い」の要素はある)。あくまでオレのイメージやけど、哲夫と福徳はチラホラ外してる気がする。でも、わかりやすくスベるっていうよりかは、わかりにくくスベってる気がする(笑)そしてそういうのは松本さんにも……見られる(笑)
ダウンタウンは松本さん2人の漫才ではない。釣りで例えるならば、松本さんが出来るだけ遠くに仕掛けを飛ばし大きい魚を引っ掛けようとする。そしてそれを浜ちゃんが熱量で釣り上げようとするって構図かなぁ。千鳥とかダイアン、天竺鼠とかはその役割分担をしてる気がする。ほんでその熱量が大きければ大きいほど笑いが起こる。熱量に関していえば、笑い飯はM-1に出てた頃、千鳥とダイアンはここ2、3年、ジャルジャル・天竺鼠は去年、それぞれ熱量が大きかったんちゃうかな。
ちょっと話が逸れたけど、要は松本さん好きのオレからしたら、笑い飯もジャルジャルも松本人志✖️松本人志という夢の漫才を見せてくれている気がして、そらどっちの漫才も好きなわけやなぁってこと。