字多田ヒ力ルのトラヴェリング

ジタダヒチカラルの自由自在な動き回り方

サンタさん

※閲覧注意※

(閲覧注意って文字列、むっちゃ怖ない? オレはイヤ。じゃあ、すんなよ笑)

※サンタさんにプレゼントをもらっている人は読まないでくださいね※

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのさあ〜、サンタっておらんやんか〜(笑)っていう書き出しが出来るようになったのは小4のとき。

小3まで当たり前にプレゼントをもらい、サンタさんはいるんだ、と思ってた。

小4のときにサンタさんにお願いしたプレゼントは「おいでよ どうぶつの森」。

その年の12月24日の夜。

2段ベッドの上。

下では兄弟がぐっすり寝ている。

 

なぜか眠れない。

ヤバイ!

早く寝ないと!

サンタさんが来ちゃう!

あれ?

サンタさんが来るということはサンタさんに会えるということか。

見たいなあ〜。

いやいや!

起きてたらプレゼントはもらえないかもしれない。

今まで寝たときにしかもらってないんだから、起きていてはダメだ。

ヤバイ!

早く寝ないと!

 

寝れない!!

 

あれ?

リビングから足音。

お母さん?

お父さん?

部屋に入ってくる。

無言。

下から音が聞こえる。

何をしているんだ?

オレは薄眼を開けるのが得意だ。

睫毛が長いから。

薄眼を開けて待つ。

誰かがハシゴをのぼる。

やっぱり!

次はオレの番か。

お母さんがちょっと見に来ただけやって。

お父さんが……そんなことあったっけ?

それともやっぱり……?

 

お母さん!

サンタじゃない!

 

と思っている瞬間(とき)に……

 

ああっ!!

 

オレの右側からお母さんはオレの左の枕元にプレゼントを……!

 

ええっ!!

お母さんやん!

お母さんサンタさんやん!

 

部屋からお母さん? サンタさん? はリビングへ。

オレの左の枕元。

袋に入ってる。

触る。

DSのソフトやん!

この四角はDSのソフトやん!

どうぶつの森がオレにおいでよしてるやん!

 

やったあ!

 

っていうかサンタさんお母さんやん!

 

ビックリした!(笑)

 

寝られへん!(笑)

 

まさかサンタを待つ興奮を超えてくるなんて!

 

 

次の日の朝。

 

オレは真実を知っている。

 

ハッハッハー(笑)

 

台所のお母さんに小声で

「サンタってお母さんやってんな」

(小説のクライマックスか!笑)

その後なんて言われたかは覚えてない。

オレはとにかく興奮していた。

 

もちろん兄弟には言わない。

理由?

わかんね。(じゃあ、もちろんちゃうやん笑)

 

そのとき思ったのは、小1かのプレゼントで地球儀があって、そんなん頼んだ? って思ってたけど親やったら納得いくなあってこと。

 

 

オレがサンタさんになることもあるのか?

 

 

とにかく。

サンタさんは概念であって人物ではなかった。

 

サンタさんってだれやねん!(笑)

ファナスティってなんやねん!(ダイアン)